発泡剤メーカーの三協化成株式会社
三協化成株式会社
セルマイクの種類
有機系発泡剤
略称 化学名
構造式(分子量)
分解特性 性状・特徴 法規関係・その他
DPT
ジニトロソペンタメチレンテトラミン

(186.2)
分解温度:205℃
発生ガス量:260ml/g
<分解生成物>
分解ガス:N2
(微量):CO,CO2,HCHO
分解残渣:
  ヘキサメチレンテトラミン
淡黄色微粉末
熱分解により白色となる
ガス発生量が多い
助剤セルトンの併用で分解温度の調節可能
酸との接触は避ける
主にゴム発泡、EVAのプレス発泡等に使用される
消防法危険物第5類
第2種自己反応性物質
厚生労働省通達変異原性物質
化審法No.(5)-1140
(官報公示整理番号)
CAS No.101-25-7
EINECS No.202-928-3
ADCA
アゾジカルボンアミド
(116.1)
分解温度:200〜210℃
発生ガス量:270ml/g
<分解生成物>
分解ガス:N2,CO,CO2
(微量):NH3
分解残渣: ビウレア
シアヌール酸
ウラゾール
橙色微粉末
熱分解により白色となる
ガス発生量が多い
助剤セルトンの併用、亜鉛化合物との併用等により分解温度を調節可能
各種のプラスチック、ゴム等の発泡に最も一般的に使用される
化審法No.(2)-1747
(官報公示整理番号)
CAS No.123-77-3
EINECS No.204-650-8
OBSH
p,p'-オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド
(358.4)
分解温度:155〜165℃
発生ガス量:115〜130ml/g
<分解生成物>
分解ガス:N2,H2O
分解残渣:
  ポリジチオフェニルエーテル
  ポリチオフェニルベンゼンスルホニルエーテル

白色微粉末
低温分解発泡剤
分解ガスにアンモニアやホルムアルデヒドを含みません
プラスチック、ゴムのいずれにも使用される
厚生労働省通達変異原性物質
化審法No.(3)-1886
(官報公示整理番号)
CAS No.80-51-3
EINECS No.201-286-1
※数値は代表値であり、規格値ではありません。
無機系発泡剤
略称 化学名
構造式(分子量)
分解特性 性状・特徴 法規関係・その他
重曹
炭酸水素ナトリウム
NaHCO3
(84.0)
分解温度:140〜170℃
発生ガス量:120ml/g
<分解生成物>
分解ガス:CO2,H2O
分解残渣:炭酸ナトリウム
白色微粉末
吸熱分解型
分散性の改善処理を行っています
主にプラスチックの発泡に使用される
化審法No.(1)-164
       (1)-310
(官報公示整理番号)
CAS No.144-55-8
EINECS No.205-633-8
※数値は代表値であり、規格値ではありません。
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